来年2026年春のセンバツ21世紀枠選考に向けた地区ごとの推薦9校が12日、発表された。今後は来年1月30日のセンバツ選…

来年2026年春のセンバツ21世紀枠選考に向けた地区ごとの推薦9校が12日、発表された。今後は来年1月30日のセンバツ選考委員会で2校に絞られることになる。

 まだ21世紀枠選出がない11府県のうち、埼玉、三重、奈良の3県の推薦校が今年の地区推薦校に選ばれた。関東・東京から埼玉の上尾、東海から三重の四日市、近畿から奈良の郡山。3チームともに公立であり、秋季大会で県4強に入った実力が評価された。

 上尾は夏4度、春3度の甲子園出場を果たし、1975年夏には甲子園4強入りの実績もある。四日市は、1955年に三重県勢で唯一夏甲子園を制した古豪。「スーパーサイエンスハイスクール」指定校の進学校でもある。郡山は県内有数の進学校で、甲子園出場も春夏合わせて6度の出場を誇る。昨年は春夏秋すべて県大会で4強入りしている強豪でもある。

 東海地区では三重県勢が地区推薦校に選ばれるのが10回目。これは、全国でも島根県と並んでトップタイとなった。しかし、島根県ではすでに4校が21世紀枠に選ばれているものの、三重はまだない。10回目の節目の年に初選出がかかる。

 近畿地区では、この秋の大会で8強に入ったチームがすべて私立校だった。センバツ史上初めて近畿の公立校が選出されないことが予想されたが、奈良の郡山が選出されたことで、21世紀枠での近畿公立校が選出される可能性が残った。

 2026年春センバツ21世紀枠地区推薦9校は以下の通り。わずか2枚の切符をつかむのはどのチームだろうか。

<北海道>★士別翔雲(8強)
<東北>★名取北(宮城3位・東北大会初出場)
<関東・東京>★上尾(埼玉4強)
<北信越>★若狭(福井準V・北信越大会出場)
<東海>★四日市(三重4強)
<近畿>★郡山(奈良4強)
<中国>山口県鴻城(山口3位・中国大会出場)
<四国>★高知農(高知8強)
<九州>★長崎西(長崎準V・九州8強)
(★は公立校)