第77回阪神ジュベナイルF(14日/GI、阪神芝1600m)には、2戦2勝で無敗女王を目指すアランカールとマーゴットラヴミー、サフラン賞勝ちのアルバンヌなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「アルバンヌ」を取り上げる。

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■アルバンヌ

田中博厩舎らしく、今の時期の2歳牝馬としては、筋肉量豊富で非常に見映えのする馬である。それこそ同じアドマイヤマーズ産駒である今年の桜花賞馬エンブロイダリーに優るとも劣らぬ身体能力を秘めている。

アルバンヌ調教動画

ただし、頭が小さく後肢のストライドを伸ばすことで進むエンブロイダリーと、頭が大きく前脚を掻き込むことで進む本馬とでは、そもそものキャラクターは違う。おそらくはエンブロイダリーよりもパワー寄り。もし大成するのであれば、軽い切れ味勝負よりも馬力で押し切るようなストロングタイプのツワモノとなろう。とはいえ、一戦毎に着実に上がり3Fの時計を詰め、その成長力、非凡さに疑う余地はない。

デビュー戦が阪神だったように、早めの栗東入りも慣れたもの。栗東で最終追いを施し、CWコースを馬なりで5F65秒6をマーク。新馬戦時の67秒8を大きく短縮しながら物見するぐらいの余裕を見せた。1週前のウッドコースでも好時計で自己ベストを更新しており、この中間の気配に危うさなし。強気の鞍上とも手が合いそうで有力だ。

総合評価「S」

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