CM総合研究所が発表…「消費者を動かしたCM展開」148銘柄“広告塔”として改めて存在感を示した。CMの調査会社「CM総…
CM総合研究所が発表…「消費者を動かしたCM展開」148銘柄
“広告塔”として改めて存在感を示した。CMの調査会社「CM総合研究所」は10日、2025年度の優れたCM展開で業績の向上に貢献した「消費者を動かしたCM展開」148銘柄を発表。ドジャース・大谷翔平投手が起用された、飲料大手メーカーの伊藤園の「お~いお茶」が2025年を象徴する10社だけの特別賞に選ばれた。
CM総合研究所は、「時代性」「話題性」「影響力」に優れ、本年度を象徴する10銘柄として「消費者を動かしたCM展開 特別賞」を選出した。「お~いお茶」は1月からドジャースのユニホーム姿の大谷をCMに起用した。3月には「お茶の常識、すてましょう。」というコピーに加え、ロサンゼルスのビーチでリフティングするシーンも大きな話題を呼んだ。
5月からは「いつの日も、僕のそばにはお茶がある」のコピーで、大谷が自ら車を運転してスタジアムに向かって試合に臨むCMも公開。大谷が日頃から「お~いお茶」を愛飲していることを表現した。大谷の起用が話題になり、同社のCM好感度は3000人調査を開始した2005年以降、自己最高スコアを更新。本年度のドリンクCM113ブランド中のNo.1に輝いた。
伊藤園によると、大谷のCM効果により若年層や女性層といった新しいユーザーを獲得。その結果、発売半年で当初の計画を達成し、販売数量は計画の2倍で推移。新シリーズの展開により、ブランド全体の購買層拡大に成功したという。
大谷は伊藤園以外にも20社以上とスポンサー契約を結んでおり、米経済誌「フォーブス」によると、今年の副収入は1億50万ドル(約156億円)にのぼるという。企業にももたらす恩恵は計り知れないようだ。(Full-Count編集部)