石川雅規がプロ25年目へ決意を述べた(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext ヤクルトの石川雅規が12月…

石川雅規がプロ25年目へ決意を述べた(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext

 ヤクルトの石川雅規が12月12日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季年俸4000万円から800万円ダウンの3200万円(金額は推定)でサインした。

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 プロ24年目の今季は8試合に登板して2勝4敗の成績。4月9日の阪神戦で勝利し、プロ野球記録となるプロ入りから24年連続勝利を挙げた。

 来季プロ25年目を迎える45歳の球界最年長左腕は「しっかりと契約していただいた。結果として出せるように、また一つスイッチが入った」と気を引き締めると、来季へ向けて「池山監督を勝利に導けるように、チームもそうですし、自分自身も頑張りたい」と意気込みを述べた。

 今季を振り返り「チームとして最下位ですし、自分としても2勝どまり。プロ野球選手は自分がいい成績を残してチームが勝つのが良かったシーズンだと思える。それがどっちもできていない」と悔しさをにじませた。

 来季も開幕投手を目指すことを決意し、「狙ってますよ、もちろん。先発をやっている以上は目指すというのが自分のスタイル。開幕(投手)目指して頑張りたい」と、通算188勝を挙げてきた男の向上心は、薄れることはない。

 色紙には成長の「成」と記し「自分自身も25年目になりますけど、成長していくと信じている。いろんな達成だったりとか、そういう思いを込めた。池山新監督のもと、しっかりピースになれるように必死になって腕を振っていきたい」と決意すると、「健康診断で身長が伸びていたので成長しているなと思っています」と、170センチになっていたと笑顔で明かした。

[文:別府勉]

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