24年目の今季は8試合で2勝4敗1ホールド、防御率8.13 ヤクルトの石川雅規投手が12日、都内の球団事務所で契約更改交…
24年目の今季は8試合で2勝4敗1ホールド、防御率8.13
ヤクルトの石川雅規投手が12日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、800万ダウンの年俸3200万円(金額は推定)でサインした。「ダウンですけど契約していただいたので、しっかりと結果として出せるように、またひとつスイッチが入った気持ちです」と来季への決意を語った。
球界最年長の左腕は、今季初登板となった4月9日の阪神戦でプロ野球新記録の24年連続勝利を達成。しかし最終的には8試合で2勝4敗1ホールド、防御率8.13にとどまった。「チームとして最下位ですし、自分としても2勝止まり。自分が良い結果を残してチームが勝つのが一番いいと思えるシーズン。それができていない」と今シーズンを振り返った。
プロ24年間で188勝を積み重ね、来季白星をあげると25年連続。そして、あと12勝で通算200勝となる。「気持ちとしては1年で200勝。志は高くやっています」と、来シーズンでの偉業達成に意欲を見せると「開幕投手も目指したい。欲張りですから欲張っていきたい」と開幕投手への思いも明かした。
来年1月には46歳を迎える。「野球をもっとうまくなりたいですし、もっとやり方があるのではと常々真剣に思っています。もっともっと、野球選手としても人としても成長していきたい」と、25年目のシーズンを見据えた。
会見では「健康診断で身長が伸びていたので成長しているなと思っています」と思わぬ報告も。「なんか170センチあったんですよ。朝だったからですかね。でもうれしかったですね」と、左腕は小さな“成長”を噛み締めていた。(町田利衣 / Rie Machida)