JRAは12日、第77回阪神ジュベナイルF(GI、阪神芝1600m)の枠順を発表した。2戦2勝のアランカールは2枠4番、…
JRAは12日、第77回阪神ジュベナイルF(GI、阪神芝1600m)の枠順を発表した。
2戦2勝のアランカールは2枠4番、白菊賞を制し2連勝中のマーゴットラヴミーは4枠7番、新設GIII・中京2歳Sで2着のスターアニスは5枠9番から発走する。
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■極端な枠は割り引き
昨年はリフレッシュ工事のため京都競馬場で行われたが、今年から舞台を戻す。阪神開催の過去10年、もっとも安定感を示しているのは5枠で【2.2.2.14】連対率20.0%。2022年はリバティアイランド、21年はサークルオブライフが5枠から勝利。そもそも阪神ジュベナイルFは人気がそのまま着順に表れやすいレースだが、5枠の3番人気以内馬は【2.1.2.0】とパーフェクトで、単複回収値164を記録する。スターアニスは軸候補か。
5枠に並ぶ複勝率をマークするのは6枠【1.2.3.14】で、こちらは伏兵の好走もある。対して8枠が【1.1.0.27】と複勝率6.9%はもっとも悪い成績。人気別で見ても、3番人気以内【8.5.4.13】のうち、8枠は【0.1.0.6】と、やはり抜けて悪い。ロスが大きくなり、前に壁も作れないため8枠は不利と言っていい。
ほか、人気サイドなら2枠【0.0.1.2】を除けばすべての枠で連対を果たしている。【1.1.3.15】と好走自体は多い2枠だが、阪神芝外回り1600mで行われた全18回において【1.2.4.29】勝率2.8%という不穏なデータもある。人気サイドがなかなか勝ち切れていない側面があり、アランカールへの過信は禁物かもしれない。
差し馬の台頭が目立つ本レース。中団の差し馬【5.7.8.52】のうち、2~6枠なら【4.6.7.28】と極端な枠でなければ安定感が増す。これは、枠なりにロスを防ぎながら中団ポジションに収まりやすくなり、自然と差す形になるためだろう。好走の多い6枠を手にしたスウィートハピネスは穴の資格がありそうだ。
後方の追い込み勢は【1.2.1.51】と好走は稀かつ人気サイドばかりだが、好走馬4頭全てが5~8枠からそれぞれ1頭ずつ出現。豪脚が使える人気サイドなら押さえる価値は生まれてくる。相手なりに走ってきているタイセイボーグは厳しい8枠に入ってしまったが、ラストの脚で食い込みのチャンスはある。
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