神奈川大学のサッカー部員で、Jリーグのチームへの加入が内定した4人が10日、記者会見を開いた。会見の会場は、部員が寮生…
神奈川大学のサッカー部員で、Jリーグのチームへの加入が内定した4人が10日、記者会見を開いた。会見の会場は、部員が寮生活を送る横浜市緑区の竹山団地内の集会施設。交流してきた住民たちも駆けつけ、エールを送った。
大森酉三郎(ゆうざぶろう)監督によると、Jリーグに一度に4人も内定するのは初めて。3年生の前田快(こころ)さんは、2027シーズンにJ1のアビスパ福岡に加わる。J1へ進むのは、18年に金子大毅選手が中退して湘南ベルマーレに加入して以来という。
前田さんは会見で「ここまで来られたのは、支えてもらった方々のおかげ。普段から『おかげさまの精神』と言っているが、そういう気持ちをスタジアムでファンの方々に見てもらえたら」とあいさつした。
入学後、高齢の住民向けのスマートフォン教室などを担当してきた。「コミュニケーションの取り方などで成長できた。あと1年、ほかの活動もやって、もっと皆さんにかわいがってもらえるように頑張りたい」と話していた。
4年生の尾崎裕人さん、渡邉禅さんは来季からJ3のAC長野パルセイロへ、藤田仁朗(じろう)さんは福島ユナイテッドFCの選手となる。藤田さんも団地での経験について「学童保育で小学生を相手に、相手の気持ちをくみとったり、伝え方が上手になったり、人として成長できた」と話した。
住民の女性は「家族のようにつきあっていただき、試合があれば応援してきた。未来へ飛び立とうとしているので、頑張って上まで飛んでいってください」と語りかけた。会見後は住民と部員たちが一緒に記念写真に納まった。
竹山団地の住民は約6250人、高齢化率は約47%。5年前に神奈川大と県住宅供給公社が協定を結び、サッカー部員約60人が団地を寮として使う。地元の連合自治会とも協力しながら、住民とさまざまな関わりを重ねている。(上野創)