サッカーJ2札幌は11日、来季からJ1鳥栖などで監督を務めた川井健太氏(44)が監督に就任すると発表した。今季途中から…
サッカーJ2札幌は11日、来季からJ1鳥栖などで監督を務めた川井健太氏(44)が監督に就任すると発表した。今季途中から指揮を執った柴田慎吾監督(40)は退任し、来季はコーチに就任する。
札幌市内で会見した川井新監督は「目標はJ1昇格。責任を感じるし、わくわくもしている」などと抱負を述べた。
札幌は今季、開幕4連敗を喫するなど序盤から低迷。8月に岩政大樹監督(43)を解任し、立て直しを図ったが、16勝17敗5分けの勝ち点53で12位に終わった。計63失点はリーグワースト2位で守備面に課題が残った。
スタジアムでの観戦を含め、札幌の試合を3分の2程度見たという川井新監督は「攻撃に特化したサッカーを展開したいが、守備という土台もしっかりさせないといけない」。得点される可能性が高まるペナルティーエリア内でシュートを打たせないなど守備意識の徹底を図るという。
Jリーグは来年から8月開幕に移行するため、2月から約5カ月間の「百年構想リーグ」を開催する。川井監督は「その期間に若手の育成や、やりたいサッカーをどこまで選手たちに落とし込めるか。チャレンジしていきたい」と話した。(鷹見正之)