テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)は11日、Q・フォリ…
テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)は11日、Q・フォリオ(フランス)に対し、20年間の出場停止処分と7万ドル(約1,085万円)の罰金、さらに不正に得た4万4,000ドル(約682万円)の返還を命じたと発表した。
>>【一覧】望月 慎太郎、アルカラス、シナーら 全豪OP出場予定選手<<
>>テニス365 運営メンバー募集中!<<
26歳のフォリオは ITIA の調査により、八百長組織に関わる中心人物の1人だったことが判明。選手らを巻き込み、試合結果の操作や見返りの受け渡しなどに関与していたとされる。
違反はシングルスやダブルスなど複数の試合に及び、最善を尽くさない見返りの受領、他選手への八百長の持ちかけ、内部情報の提供、ITIA調査への非協力、証拠隠滅など、多岐にわたる。このうち27件の違反が認定され、今回の重い処分につながった。
フォリオは2022年8月にキャリアハイの世界ランク488位を記録したが、2024年5月から暫定的に出場停止中。正式な資格停止は2044年5月16日まで続く見込みで、競技への復帰は事実上不可能となる。
資格停止期間中は、ITIA構成団体が公認するすべての大会で出場・指導・会場訪問が禁止される。