茶野はオリックスから現役ドラフトで西武へ移籍 現役ドラフトでオリックスから西武に移籍した茶野篤政外野手が12日、埼玉・所…
茶野はオリックスから現役ドラフトで西武へ移籍
現役ドラフトでオリックスから西武に移籍した茶野篤政外野手が12日、埼玉・所沢市内で入団会見を行った。今季、西川愛也外野手がブレークし初のゴールデン・グラブ賞に輝いた上、オフに桑原将志外野手がDeNAからFA移籍。熾烈な外野手争いへ向け、「今回移籍という機会をいただき、また新しいチームで一から頑張りたいと思っています。ポジション争いは厳しいと思いますが、自分の持っているものを全てかけて頑張りたいです」と意気込みを語った。
茶野は岐阜・中京高時代は控えに甘んじ、名古屋商科大時代も愛知大学リーグの2部でプレー。四国アイランドリーグplus・徳島に活路を求め、2022年育成ドラフト4位でオリックス入りを果たした苦労人だ。
1年目の2023年には開幕直前に支配下登録され、開幕スタメンも奪取した。91試合に出場して、打率.237(312打数74安打)、1本塁打23打点、7盗塁をマーク。しかし、その後は伸び悩み、今季1軍ではわずか3試合出場、打率.167(12打数2安打)だった。
青の爽やかなネクタイで会見に臨んだ茶野は「バッティングも守備も全ての面でレベルアップし、1年間試合に出続けられる選手になりたいです」と活躍を誓った。「ライオンズは選手1人1人の能力が高く、良いチームという印象です」とチームの印象も語った。
西口文也監督は「走攻守のバランスが取れた、いい選手だと思う」と評している。チームでは同じ滋賀県出身の山田陽翔投手が中継ぎで49試合登板とブレーク。「同じ滋賀県民として負けていられないと思います」と闘志を燃やした。
スタメンを勝ち取った1年目の開幕戦は、ベルーナドームでの西武戦。初打席で三塁内野安打。「緊張してあまり覚えていないのですが、1打席目はサードゴロを打って全力で走ったことは覚えています。初安打の球場でもあり、いい印象があります」。新天地で飛躍を目指す。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)