◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 2日目(11日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー…
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 2日目(11日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー72)
11月の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストでは3人の現役高校生が一発合格を果たした。そのひとり、吉崎マーナは沖縄カトリック高に在学する3年生で、本名は「吉崎眞夏」。プロツアーでは2022年の地元・沖縄開催「ダイキンオーキッドレディス」から11試合を、すべて「吉崎マーナ」の登録名で出場してきた。
「いろいろな方に覚えていただきやすいというのも大事かな、と思った」ことが理由。「本当はカタカナで受けたかった」と話すプロテストは『受験希望者の登録氏名は原則として本名とする』ことを規定で定めているため漢字表記で参加したが、「やっぱり、しっくり来る」というカタカナ登録に戻して今週の新人戦に乗り込んだ。
もしもプロテストに失敗していたら、米国女子ツアー進出を目指してアメリカの大学に進学する予定だったという。「コーチにいい人もたくさんいた。もうひとつ人生があったらそっち(アメリカ)に行きたいな、というのはあるけど、私にはこっち(日本)の運命だったのかな」
進学を見送り、ルーキーとして国内ツアーに臨む選択に後悔はない。目標は変わらず、日本経由で早い段階での米ツアー進出を目指す。「こっちになったからには、しっかり準備して2年以内には行きたいです。自分の体を何段階もあげていかないと、日本でもアメリカでも通用しない」。同郷で米ツアー9勝を誇る宮里藍さんに憧れる18歳は、小学生のころから抱く「世界で一番になる」という夢に向け、ツアーを戦い抜くための体づくりに励んでいる。
20人が出場する新人戦は通算4アンダーの4位で2日目を終え、首位に5打差で最終日を迎える。5バーディ、4ボギーの「71」で回ったうちの3つのボギーは、すべてティショットのミスから喫したもの。まずは「原因を探りたい」と話すティショットの修正を急ぎ、プロデビュー戦でその名を広める結果を残したい。(千葉県長南町/塚田達也)