12月11日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)のグループF第6節が行われ、ガンバ大阪が本拠地である市立吹田サッ…

 12月11日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)のグループF第6節が行われ、ガンバ大阪が本拠地である市立吹田サッカースタジアム(パナソニックスタジアム吹田)でラーチャブリー(タイ)と対戦した。2−0勝利を飾った中、高卒ルーキーの名和田我空が価値ある先制ゴールを決めた。

 5戦全勝ですでにグループステージの首位通過を決めているG大阪。リーグ戦も終え、年内最終戦は3年間に渡ってチームを指揮したダニエル・ポヤトス監督のラストマッチとなった。システムは慣れ親しんだ4-2-3-1。トップ下には19歳の名和田が入った。
 
 元U-17アジア杯の得点王&MVPの実績を引っ提げ、神村学園高校から鳴り物入りでプロ入りした名和田だが、今季は試合に絡めずに苦しい時期を過ごした。それでも、ACL2の前節11月27日に行われた敵地での東方戦で待望のプロ初ゴール。プレーには自信がうかがえた。

 ACL2で2戦連続となる得点は後半8分に生まれた。

 ボランチの美藤倫の縦パスを受けた食野亮太郎が、オーバーラップした右サイドバックの半田陸へパス。半田がボックス内のポケット部分からフワリとしたクロスボールをファーサイドに送ると、相手の死角に入りながら巧みな動きを見せた身長169cmの名和田が、相手の上から乗りかかるようなヘディングシュートで先制点をマークした。

■「名和田来季は爆発しそうだな」

 半田“陸”のクロスから名和田我“空”が決めた「陸&空コンビ」のゴールに対して、SNS上には「半田陸から名和田アツい!」「え、ヘディングで決めたんや!」「バランス崩しながらもよく決めましたね...!ゴールへの執念を感じた!」の声。さらに「監督とのハイタッチも最高にエモいわ」「名和田来季は爆発しそうだな」「ガンバの未来を頼んだぞ!」などのコメントが寄せられた。

 勝ったG大阪はACL2のグループステージを無傷で通過。リーグ戦では今季出場4試合(スタメン1試合)でプレータイム93分のみに終わっていた19歳の至宝が、アジアでの活躍をキッカケにして来季の大爆発を狙う。

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