来年2026年春のセンバツ21世紀枠選考に向け、9地区ごとの推薦校が12日に発表される。運命の日を前に、各地区ごとにこの…

来年2026年春のセンバツ21世紀枠選考に向け、9地区ごとの推薦校が12日に発表される。運命の日を前に、各地区ごとにこの秋の大会を振り返り、選考予想に触れてみたい。今回は九州地区。

<九州各県の推薦校と秋季大会成績>
福岡=★久留米商(県4強)
佐賀=★神埼(県4強)
長崎=★長崎西(県準V・九州8強)
熊本=熊本学園大付(県16強)
大分=推薦校なし
宮崎=★延岡(県16強)
鹿児島=★徳之島(県4強)
沖縄 ★名護(県8強)
(★は公立校)

 九州地区は長崎西が成績最上位で筆頭候補に挙げられる。長崎県の秋季大会で長崎南山、海星、瓊浦、大崎と名門、強豪を次々と破って準優勝し、47季ぶりに九州大会に出場。27年ぶりの1勝を挙げて8強入りしている。一般枠の4枠有力まであと1歩のところだった。21世紀枠出場が決まれば、1981年の夏甲子園以来の聖地で、名古屋電気(現・愛工大名電)の工藤公康投手(元西武など)にノーヒットノーランを喫して以来となる。センバツとなれば4強入りした1951年以来、実に75年ぶりとなる。

 福岡の久留米商は夏選手権第1回大会からの数少ない大会参加校。1903年創部の古豪で、近年も福岡県内では常に上位に入る成績を収めている。離島のハンディを克服しながら、鹿児島で20年ぶりの4強入りを果たした徳之島も選出の可能性は十分ある。

 昨年、長崎・離島からの壱岐が21世紀枠に選ばれたことが、今年の選考にどう影響するか。

 21世紀枠2校は来年1月30日のセンバツ選考委員会で発表される。