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12月11日、島田慎二氏(日本バスケットボール協会会長/Bリーグチェアマン)のポッドキャスト番組『島田のマイク』第266回が配信。番組スポンサーである『全国ドライバー応援プロジェクト』オーナーの中島和美氏をゲストに迎え、Bリーグ開幕10周年を振り返りながら、選手たちの意識の変化やプロ化の進展について語った。
今シーズン、富樫勇樹(千葉ジェッツ)が史上初のB1個人通算3ポイント1200本成功、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、ザック・バランスキー(アルバルク東京)がB1通算500試合出場を達成するなど、Bリーグ10周年の記念となる様々な記録が誕生している。一方で西村文男(千葉ジェッツ)と大塚裕土(アルティーリ千葉)が今シーズン限りでの現役引退を表明するなど、世代交代の節目ともなっている。
昨今はバスケットボール界の育成環境が整いつつあり、若手選手の台頭も珍しくなくなってきた。島田氏は「体力的な難しさもありますけど、そもそも競争に勝ち抜かなきゃいけないという難しさに、今後もっと晒されていくので。長くプレーするということの価値は、どんどん高くなっていく」と、現役のベテラン選手たちに改めて賞賛を送った。
中島氏は「引退の去就と言いますか、先のことをすごく考える選手が増えましたね」と職業選択の幅の広がりに言及。クラブスタッフやリーグ関係者、解説者やメディア関係の仕事も含め多様な関連職種ができたことで、セカンドキャリアの選択肢が豊かになった。島田氏は「この業界に残る枠が増えた」と話す傍ら「バスケ界で働くこと以外の選択もしなければいけない選手も出てくるでしょうから、色々な勉強をしていかなきゃいけないですよね」と、将来に備えることの重要性を説いた。
10年前、当時から部活動などでバスケ人口は多かったものの、子どもたちが“将来の夢”として思い描ける先がなかったと、中島氏は指導者の経験から振り返る。しかし、現在は夢のアリーナが全国にできつつあり、そこで戦うチームを様々な媒体から見られることこそが価値であり、エネルギーをもらえ、子どもたちの夢にもつながっていると熱く訴えた。島田氏も「Bリーグができたことによって、選手たちの意識もモチベーションも変わりました」とプロ化による影響に同意した。
中島氏は選手のプロ化により、試合後のインタビューやファンサービスなど、プレー以外の部分でも振る舞いの変化があり、さらに注目度が高まることによって、競技面でも攻守両面のレベルが飛躍的に向上したと分析。また選手たちがスタッフへの感謝を持ちながら自己研鑽に励む姿勢の変化を評価した。
アスリートが注目され応援されることが良い変化をもたらすように、物流のより良い在り方を目指して始まったのが、番組スポンサーである『全国ドライバー応援プロジェクト』だ。最近ではリスナーからドライバーへの感謝の気持ちを手紙で届けるシーンも増えてきた。中島氏は「(物流を支えるドライバーが)認知されていることで安全運転につながり、全体的に事故がなくなって安全に物を運んでいくことが1番の私の望み」だと、プロジェクトの目指す方向と強い想いを最後に伝えた。
今回のエピソードでは、中島氏が2014年頃から千葉ジェッツのスポンサーとして島田氏とどのように関わり、バスケ界を応援してきたかなどについても語られた。
【番組を聴く】運ぶ情熱、届ける感動!全国ドライバー応援プロジェクトと Bリーグ10周年 スペシャル