12月14日(日)に香港・シャティン競馬場で行われる香港国際競走に向け、JRA所属馬が現地でそれぞれ最終調整に入ってお…

 12月14日(日)に香港・シャティン競馬場で行われる香港国際競走に向け、JRA所属馬が現地でそれぞれ最終調整に入っており、コメントと調教状況が公開された。

 香港ヴァーズ(G1・芝2400m)に出走予定のアーバンシック(牡4・美浦・武井亮)は、辻本啓悟調教助手を背にオールウェザーコースでキャンター1周半を消化した後、パドックスクーリングへ移行。

 香港スプリント(G1・芝1200m)へ向かうウインカーネリアン(牡8・美浦・鹿戸雄一)は、三浦皇成騎手が騎乗し、芝コースでハッキング半周からギャロップ1周までしっかりと動かした。調教時計は6ハロン1分25秒4、ラスト2ハロンは23秒9。三浦騎手は「日本でも良い状態で負荷をかけて追い切れていましたが、今日は芝の感触を確かめながらリズム重視の内容でした。フットワークも精神状態も良く、日に日に環境に慣れてきています。今日も冷静に最後まで走ってくれて、とても良い追い切りだったと思います」と充実ぶりを語っている。サトノレーヴ(牡6・美浦・堀宣行)は齊藤隆介調教助手が手綱を取り、オールウェザーコースでハッキングからキャンターへとつなぐかたちで調整を終えた。

 香港マイル(G1・芝1600m)にはエンブロイダリー(牝3・美浦・森一誠)が挑む。小西隆文調教助手が騎乗し、オールウェザーコースでハッキング半周からキャンター1周をこなした。同レースに向かうソウルラッシュ(牡7・栗東・池江泰寿)も橋口浩調教助手を背にオールウェザーコースでキャンター2周を消化。

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べラジオオペラは師が直々に調整

 香港カップ(G1・芝2000m)に登録しているベラジオオペラ(牡5・栗東・上村洋行)は、上村調教師自身が手綱を取り芝コースで軽いキャンターからギャロップ800メートルまで伸ばした。調教時計は6ハロン1分22秒6、ラスト2ハロンは22秒1。上村調教師は「トレセンでしっかり仕上げてきていますが、香港に慣れてきたこともあり、気合を入れる意味でステッキを2発入れました。あとは馬のメンタル次第。現地開催で輸送がないぶん、良いテンションでレースに向かえるよう調整しています」と手応えを語った。

 ローシャムパーク(牡6・美浦・田中博康)は高野舜調教助手を背にオールウェザーコースでギャロップ1周を行い、その後のパドックスクーリングまでこなしている。

 14日の本番に向け、JRA勢はいずれも順調に調整を積んでおり、国際舞台での好走が期待される。