聞こえない、聞こえにくい選手のための国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」で金メダルに輝いたバスケットボール女子の…
聞こえない、聞こえにくい選手のための国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」で金メダルに輝いたバスケットボール女子の北九州市出身の3選手が10日、同市役所を表敬訪問した。
いずれも市立浅川小の卒業生で「浅川ミニバスケットボールクラブ」でプレーした羽田まりな(21)=九州共立大、藤田彩音(24)=山九、沼口紗也(26)=安川電機の3選手。武内和久市長や職員らが手話の拍手で出迎えた。
米国との決勝は65―64の1点差だった。最終盤にフリースローを決めた羽田選手は、武内市長との歓談で「アメリカの応援の足音などが少し聞こえて緊張したが、決めることができてすごくうれしかった」と笑顔を見せた。
子どもたちへのメッセージを記者団から求められた羽田選手は「聞こえない子どもたちがいろいろなスポーツに挑戦してほしい」と願った。藤田選手は「聞こえなくてもできることを証明できたと思う」。沼口選手は「聞こえなくても、人に助けてもらいながら成長していくことが大事だと思う」と話した。(小島達也)