来季からのサッカーJ3への降格が決まっているロアッソ熊本の新監督に、J2大分トリニータの監督を今夏まで務めた片野坂知宏…
来季からのサッカーJ3への降格が決まっているロアッソ熊本の新監督に、J2大分トリニータの監督を今夏まで務めた片野坂知宏氏(54)の就任が決まった。10日に熊本市東区のえがお健康スタジアムで開かれた記者会見で、「ロアッソは若い選手が多く、楽しみ。一日も早いJ2復帰を目指す」と抱負を述べた。
ロアッソは先月末のJ2最終戦で降格が決まり、監督の大木武氏(64)が退任を発表。後任として、片野坂氏が来月から指揮を執る。
鹿児島県出身で、鹿児島実業高からマツダSC(現サンフレッチェ広島)に入団し、柏レイソルやガンバ大阪などでプレー。現役引退後は広島などのコーチを経て、大阪や大分で監督を務めた。
ロアッソ熊本を運営するアスリートクラブ熊本の織田秀和ゼネラルマネジャーは新監督に選んだ理由を「経験値」と説明。大分の監督としてJ3からJ2、J1に昇格させており、「上がっていくために何が必要かが分かっている」と評価した。
会見で片野坂氏は「攻撃も守備も主導権をとって戦う姿をみせたい。試合開始から終了までアグレッシブに力を出し切ることでサポーターに感動してもらえるチームにしたい」と語った。(林国広)