【WWE】RAW(12月8日・日本時間9日/ミズーリ・カンザスシティ)【映像】車のルーフで衝撃技 ステージ裏で病院送りの…
【WWE】RAW(12月8日・日本時間9日/ミズーリ・カンザスシティ)
卑劣を通り越して過剰かつ非道なモンスター軍団の3人と「謎の1人」の総攻撃に“陽キャラ”レスラーが病院送りに。バックステージで追い回され、駐車場での目を疑う光景に実況も思わず「もうやめてくれ〜!」と悲痛な声をあげる一幕があった。
ローガン・ポールとLAナイトが対戦。同僚レスラーの襲撃劇に怒りの“正義漢”LAナイトがローガン討伐を宣言するも、結果は史上最も残忍なフィナーレに。怪物揃いのユニット「ザ・ヴィジョン」が、その支配力を暴力的に誇示した。
試合は、ローガンが直前に大ベテランのレイ・ミステリオを襲撃したことが発端。義憤に駆られたLAナイトが即シングル戦を要求し実現した。試合中、LAナイトは得意のアナウンス・テーブル乱れ打ちなどで優勢に進めたものの、余裕綽々の「ザ・ヴィジョン」ブロン・ブレイカー&ブロンソン・リードがゆったりと“重役出勤”。それも織り込み済みか、LAナイトは2人の排除に一度は成功し、再びアナウンス・テーブルでの攻撃を試みる。しかし、神出鬼没の黒フード“謎の覆面男”が再びぬるっと介入。実況席上でのストンプで動きを封じられた隙を突き、ローガンがフロッグ・スプラッシュを決め、勝利を奪った。
この日のLAナイトの悪夢はここからだった。リング上では、ブロンがスピアーを、ブロンソンが体重150キロの「ツナミ・スプラッシュ」を2発浴びせ、LAナイトを徹底的に痛めつける。
さらに衝撃的なシーンはバックステージで展開された。襲撃で虫の息となったLAナイトに、メディカルスタッフの制止を振り切ってローガンとブロンソンが追撃。「ザ・ヴィジョン」のあまりのしつこさに、ABEMAの解説・もりおも「もういいでしょう…」と呆れた様子を見せる。LAナイトも最後の力を振り絞って反撃に出るも多勢に無勢だ。
実況の藤沢俊一郎も「ダメだ、ダメだ。もういいでしょう…」と繰り返すが虚しく、駐車されていた車の屋根上へと連行されたLAナイト。巨漢のブロンソンがコンテナを足場に車上へ登り、「飛ぶぞ」の体勢に。実況席の2人が「もうやめて!」「やめてくれ!」と絶叫するなか、仰向けに横たわるLAナイトめがけて、その全体重を乗せた強烈なダイビング・スプラッシュを敢行。凄まじい衝撃で車の屋根は見るも無残に大きくへこみ、LAナイトは身動き一つできなくなった。
あまりにも痛々しいシーンを目の当たりにしたファンは「あかんてー」「再起不能だ」と騒然。「こんなところに丁度いいコンテナが…」など騒然。「廃車予定の車かな」など斜に構えたマニアのコメントもチラホラ。一方で、ブロンソンの車破壊イベントはブラウン・ストローマンとのモンスター対決に続き2度目。前回が木っ端微塵だったことから、予想よりも被害の少なさに「意外と頑丈」「板金コース」「ガラス割れろよ」「車、壊れないやん」など冷静な声も寄せられた。
最後は現場に駆けつけたアダム・ピアースGMの「早く医療班を! 早くしろ!」という絶叫で終了。その後、公式Xでは、LAナイトがネックブレースを装着され、ストレッチャーで病院へ搬送される様子も。この未曾有の暴挙に対し、WWEが「ザ・ヴィジョン」にどのような制裁を下すのか、今後の展開に大きな注目が集まっている。(ABEMA/WWE『RAW』)