2025年高校野球の公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を、都道府県別に振り返って…
2025年高校野球の公式戦が終了した。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を、都道府県別に振り返ってみたい。
静岡県では、聖隷クリストファーが春夏秋すべて優勝の「3冠」を達成した。2年生エース左腕、高部 陸投手(2年)を軸に、強さを発揮。夏の6試合はわずか3失点と、投手陣の層の厚さが目立って、悲願の甲子園初出場。初陣を白星で飾った。記念すべき1勝は静岡県勢通算90勝の節目の勝利でもあった。
秋は高部が1人で静岡大会5試合を投げ抜いた。初戦の日大三島戦と準々決勝の磐田東戦で完封を飾るなど、45回を投げて51奪三振3失点と好投。準決勝、決勝の勝負どころでは2戦連続無四球の快投だった。
21年秋季東海大会で準優勝を飾るも、22年春センバツに選考されなかった先輩たちの悔しさを晴らすような1年間の戦いぶりだった。
その他、桐陽が春準優勝を果たし、創部初の東海大会出場を手にした。準々決勝で常葉大菊川、準決勝で日大三島をそれぞれ下すなど快進撃。夏も秋も8強に入るなど1年を通して上位に食い込んだ。
また、伝統校の静岡が夏準優勝。甲子園まであと1歩だった。掛川西は秋季大会で準優勝。公立の名門も健在で、来年も活躍が期待される。