トムソン監督は今井絶賛も「ノーコメント」貫く フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー球団社長が10日(日本時間11日)、米…

トムソン監督は今井絶賛も「ノーコメント」貫く

 フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー球団社長が10日(日本時間11日)、米フロリダ州オーランドで開催中のウインターミーティングで報道陣からの質問に応じ、西武からポスティングシステムを通じて米移籍を目指す今井達也投手について「何も言えない」とノーコメントを貫いた。

 フィリーズは前日、カイル・シュワーバー外野手との再契約を発表。米報道によれば、5年1億5000万ドル(約232億円)の大型契約となった。最重要課題のシュワーバー残留が決まり、大仕事を1つ終えた。「これで次の補強ポイントに移れる」としたが、「いくつか進めている話の中に交渉成立に近いものはない」と話す。

 前日にはロブ・トムソン監督が今井について「本当にいい投手」「先発ローテーションで十分に活躍できる」など高く評価をしていたが、ドンブロウスキー球団社長は先発投手陣の補強について「優先事項の1つではない」と一蹴。ザック・ウィーラー投手、アーロン・ノラ投手、クリストファー・サンチェス投手、ヘスス・ルサルド投手、タイワン・ウォーカー投手、アンドリュー・ペインター投手の名前を列挙し、現在所属する投手で賄えることを強調した。

 一方で「良い投手がいれば、よりよいローテーションにするため柔軟に対応していく」とも話し、補強に動く可能性もわずかに残した。フィリーズはヤンキース、メッツ、パドレスらと並び、今井の移籍先候補とされてきたが、トーンダウンした形になった。今井の交渉期限は1月2日午後5時(同3日午前7時)までとなっている。(Full-Count編集部)