J3の高知ユナイテッドSCが、新シーズンに着用するユニフォームを発表した。高いデザイン性とあふれる地元愛に、すぐさま好…

 J3の高知ユナイテッドSCが、新シーズンに着用するユニフォームを発表した。高いデザイン性とあふれる地元愛に、すぐさま好感の声が広がった。

 2025年は、高知ユナイテッドにとって歴史に残る1年となった。2016年に誕生したクラブは、地域リーグからJFLへの昇格を狙うも2年連続で地域チャンピオンズリーグで跳ね返され、ようやく上ったJFLでの舞台でも苦しんだ。それでもJFL5年目となった昨季、ついに2位となってJリーグ入りが決定。最終的には20チーム中18位となったものの、初めてのJリーグを懸命に戦い抜いたのだ。

 今季最下位に終われば再びJFLに戻る可能性もあったが、新シーズンもJリーグクラブとして戦う権利をつかみ取った。来年はまず秋春制に移るまでの約5か月間、新シーズンはJ2クラブも交えた百年構想リーグを戦う。

 クラブはすでに、契約満了で去る選手、または新たな挑戦を求めて加わる選手ら、戦力の動向を発表している。そして12月10日には、百年構想リーグで着用するユニフォームを発表した。

 臙脂色をベースとして、脇腹部分には緑と、フィールドプレーヤーの1stモデルはクラブカラーで構成されている。2ndモデル、GKモデルと共通したデザインのユニフォームに込められているのは、地元への強い思いだ。

 前面、背面とも大胆に覆っているのは、「グロリオサ」だ。炎のような見た目から「燃える情熱」との花言葉を持つこの花は、高知県が生産量日本一を誇る名産品でもある。

 背面の襟元には高知県の偉人、坂本龍馬を輩出した坂本家の家紋を配置。偉大な先人にならい、挑戦する姿勢や情熱を表しているという。

 そして、袖部分には10本のライン。これは、2クラブが統合されて誕生した現クラブの10周年の歩みを表現しているのだとか。

■「シンプルにかっこいい」

 新たな歴史を刻むにあたり、気持ちを奮い立たせずにはおかないユニフォーム。この戦闘服がクラブのSNSで発表されると、すぐさま称賛の声が続いた。

「かっけーーー!!!!!!!」
「素敵なデザイン」
「シンプルにかっこいい」
「これは良いデザインだな」
「グロリオサ、良い!!!! めちゃくちゃ良い!!」
「高知はポルトガル代表感があって結構好きなんよな。普通にかっこいい」
「センスの塊のデザイン ポルトガル代表みたいでカッコいい!」

 高知ユナイテッドがこのユニフォームを着て戦う百年構想リーグは、J2クラブを含めた40チームで2月から4つに分かれた地域リーグラウンドを戦い、各地域の同順位チームによるプレーオフラウンドを経て、6月7日に優勝チームが決まる。

 名産品や地元の偉大な先達とともに、クラブも高知の誇りのひとつとなるべく努力を続ける。

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