【WWE】RAW(12月8日・日本時間9日/ミズーリ・カンザスシティ)【映像】美人レスラーが衝撃の“変顔”と“魔改造”ポ…

【WWE】RAW(12月8日・日本時間9日/ミズーリ・カンザスシティ)

【映像】美人レスラーが衝撃の“変顔”と“魔改造”ポーズ

 世界的に注目を集める日本人女子対決で、“迷える”美人レスラーが衝撃の変顔に加えて“尻ペンペン”、“ベロベロバー”の煽りポーズでかつての先輩を挑発。人気の“ポーズ”を魔改造した「変顔バージョン」で煽り散らかすも、ファンからは「可愛い」「いい顔だ」など意外なリアクションが相次いだ。

 WWE「RAW」で日本人女子スーパースター対決が実現。袂を分かち抗争中のイヨ・スカイとカイリ・セインが、2カ月ぶりにシングル戦で激突した。持ち前の爆発力を見せつけたイヨ・スカイが勝利を飾ったが、互いの分断を改めて印象づけるカイリの“超煽りポーズ”が大きな話題となった。

 この一戦は、イヨのセコンドにパートナーのリア・リプリー、カイリ・セインのセコンドには盟友のアスカが付く、タッグ戦線の代理戦争という側面も色濃い。特に両者は、仲間割れ直後の10月「RAW」でもシングルで対戦しており、その際はカイリがアスカの援護を受けて勝利を収めていた。イヨとの対立にまだ心の迷いを感じさせていたカイリだが、この試合では完全に“敵”であることを明確に示す舐めたポーズが飛び出した。

 試合序盤から両者は一歩も引かない展開。カイリは持ち前の技巧と打撃でペースを掴もうとするが、イヨ・スカイはダイナミックな動きとしなやかな敏捷性で対抗する。半年前には同じユニットで盟友だった2人だが、アスカとイヨの確執も絡み決裂。和解を望みながらも最後まで逡巡していたカイリは、この日のシングル戦で、はっきりと決別の意思をアピールした。

 トップロープからのダイブの場面、イヨが素早く回避すると、カイリは一回転して綺麗にスマートに着地。十分に美しいムーブだが、これに飽き足らず、自らのお尻をペンペンと叩き“ベロベロバー”ポーズ。ここまではカイリ得意の“舐めプ”パフォーマンスだが、さらにファンに人気のイヨの「俺だ、俺だ」ポーズを追加した“煽りマックス”仕様へ発展。舌を出しながら見せるふてぶてしい挑発に、イヨの表情も「何だコイツ…」と困惑気味。

 ファンも「煽るねー」「煽ってるw」と大盛りあがり。場合によっては批判されかねないイヨ・ポーズへのディス系オマージュも、「完全コピー」「良い顔だ」「カイリ、いいヒールになってきたな」と好評。かなり酷い変顔にも「カイリかわいい」「楽しそう」と意外な好反応が相次いだ。

 あるファンの「昔のスターダムみたいだ」との指摘どおり、最初の戦いは新木場の小会場だった2人が、今や世界を舞台に10億人のファンを擁するWWEのマットでテクニカルなジャパニーズ・スタイルのスリリングな攻防で観客を沸かせている。この日は特に、リングエプロンでの攻防から、イヨのジャーマン・スープレックス、さらに場外へのアサイ・ムーンサルトへとつなぐ大技コンボが大きな衝撃を与える。

 試合がクライマックスに差し掛かると、やはり両セコンドが絡み合う。アスカが試合への介入を試みるも、リアが即座にこれを阻止。リング外では両陣営のリーダー格が睨み合い、互いを牽制する緊迫した状態に。最終盤、混戦を制したイヨ・スカイは、自身の代名詞である「オーバー・ザ・ムーンサルト」を完璧に成功させ、カイリへのシングル戦リベンジを果たした。

 イヨとリアの“RHIYO”コンビは、群雄割拠状態のタッグ戦線へ名乗りを上げ、最終目標が“カブキ・ウォリアーズ”の保持する女子タッグ王座であることは明らか。激化しつつあるタッグ戦線における日本人トップレスラー同士の抗争は、今後もWWEマットを大いに盛り上げていきそうだ。(ABEMA/WWE『RAW』)