現在、ロンドンで開催中の「ATPファイナルズ」を前に、ラファエル・ナダルは11月12日、ATPワールド・ツアー1位のトロフィーの授与を受け、ATPランキングの年間王者として表彰された。ナダルは2017年のシーズンでは6つものツアータイトルを…

現在、ロンドンで開催中の「ATPファイナルズ」を前に、ラファエル・ナダルは11月12日、ATPワールド・ツアー1位のトロフィーの授与を受け、ATPランキングの年間王者として表彰された。

ナダルは2017年のシーズンでは6つものツアータイトルを手にしており、安定的な強さを見せ付けた。さらに驚くべきは、ナダルの手に今年、つかまれたトロフィーの中には、「全仏オープン」と「全米オープン」の2つのグランドスラムでの優勝で得たものがある。

特に得意のクレーコートのシーズンには圧倒的な強さを見せつけ、「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」から参戦した5大会中の4つで優勝したのだ。

ナダル自身は「素晴らしいシーズンだった。過去数年間数多くのことをくぐり抜けてきただけに、とても感慨深いシーズンだった」「1年前はまたこんな年が迎えられるとは思っておらず、とても意味のある特別なシーズンだった」と話した。

また「家族、チームの皆がいなければ全て不可能だっただろう。自分をサポートしてくれた皆にただ感謝したい。幾つかの困難に出くわしもしたが、また成功を収めることも可能なんだと皆が信じ続けてきてくれた。この人達がいなければこのカムバックはなかった」と、ナダルは付け加えた。

ナダルは今年、年間1位を獲得したことで、過去最高の年齢での年間1位の記録を塗り替えたことになり、「ATPファイナルズ」での優勝という称号も得られるかどうか注目だろう。

ナダルは「ATPファイナルズ」の予選では、ドミニク・ティーム(オーストリア)とグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、そしてダビド・ゴファン(ベルギー)と同組となる、予選グループ「ピート サンプラス」に入っており、日本時間の14日の早朝に予選の1試合目に臨む予定だ。(テニスデイリー編集部)

※ナダルは2017年に現行の制度となってからは最年長となる31歳での年間1位の記録を打ち立てた

(Photo by Alberto Pezzali/NurPhoto via Getty Images)