東京ドームで本塁打を放ち、注目を集めた韓国内野手ソン・ソンムン(宋 成文・キウム)に対し、元パイレーツのカン・ジョンホ(…
東京ドームで本塁打を放ち、注目を集めた韓国内野手ソン・ソンムン(宋 成文・キウム)に対し、元パイレーツのカン・ジョンホ(姜 正浩)内野手が「ドジャースには絶対行くな」という“意外なアドバイス”を送った。
ソン・ソンムンは今季、レギュラーシーズン144試合すべてに出場し、打率.315、181安打、26本塁打、90打点、25盗塁とキャリア最高の成績をマーク。シーズン終了後にはポスティングシステムを利用してMLB挑戦に踏み切った。所属のキウムとは6年総額120億ウォン(約12億7000万円)の複数年契約を結んでいたが、球団が海外挑戦を承認した形だ。
韓国メディア「SPOTV NEWS」によると、カン・ジョンホが自身のYouTubeチャンネルで、ソン・ソンムンが「最も行ってはいけない球団はドジャース」と明言したという。その理由として、「ドジャースは2年連続でワールドシリーズを制したMLB屈指の強豪で、選手層が厚く、豊富な資金力を背景に積極的に補強を行う球団だ。アレックス・フリーランドら有望株も多く、レギュラーをつかむのは簡単ではない」とも語った。
さらに「最初からビッグマーケットへ行く必要はない。スモールマーケットでも結果を出せば、後からビッグマーケット球団が獲得に動くだろう」とアドバイス。球団のネームバリューより、確実にレギュラーを勝ち取れる環境を選ぶべきだと強調した。
実際に、ドジャースをはじめとするビッグマーケット球団でレギュラーを勝ち取るのは決して容易ではない。その厳しい競争環境の中で、日本人選手たちが揺るぎない存在感を示し、主力として活躍している事実は、MLBにおける日本野球の競争力を改めて証明していると言える。
今オフのMLBでは日本人内野手への注目が高まっている。「XPORTSNEWS」によると、各球団は日本の岡本 和真、村上 宗隆の獲得に優先的な関心を示す可能性が高いという。両選手のポスティング交渉がまとまり次第、ソン・ソンムンの交渉テーブルも本格的に動き出すとみられている。ポスティングシステムの交渉期限は日本時間22日午前7時。残された時間はわずかで、最終的な去就に注目が集まる。