阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)が行われる14日、阪神競馬場にはプロ野球・阪神タイガースに所…
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)が行われる14日、阪神競馬場にはプロ野球・阪神タイガースに所属する岩崎優選手、坂本誠志郎選手、石井大智選手が来場する。表彰式でプレゼンターを務めるほか、最終レース終了後にはパドックでレース回顧トークショーを実施。同球団といえば「黄」と「黒」の縦じまユニフォームが思い浮かぶが、阪神JFで黄(=5枠)と黒(=2枠)の相性はいかに……。
同レースは1991年に牝馬限定戦となり、阪神3歳牝馬Sに改称されたのち、01年に馬齢表記が国際基準になったことを受けて現在の競走名になった。本稿でも91年以降の計34回をデータの対象とする。
成績は2枠が【2-2-8-52】で、5枠が【3-6-6-50】だった。1枠と6枠が6勝ずつ、7枠と8枠が5勝ずつ、3枠が4勝を挙げていることを思えばパッとしない。2枠は93年ヒシアマゾン、19年レシステンシアが勝利しているものの、3番人気以内に限ると【1-0-5-9】と勝ちきれず。黒と黄のサイン馬券は、データ的には厳しそうだ。
では、ほかに何かヒントはあるのだろうか。今年、阪神タイガースは2年ぶり7度目のセ・リーグ王者に輝いた。そこで、91年以降に優勝した03年、05年、23年の共通点を探ってみる。
03年は8枠のヤマニンシュクル、05年は6枠のテイエムプリキュア、23年は4枠のアスコリピチェーノと、いずれも偶数枠の馬が勝利した。そして、03年は6→10→12番人気、05年は8→9→2番人気と波乱。23年は3→5→2番人気での決着で荒れた、とまでは言いづらいが、1番人気のサフィラは馬券圏外に敗れている。黄、黒の組み合わせよりも、偶数枠に入った伏兵を狙ってみるのが良いのかもしれない。