通算253セーブのエドウィン・ディアスがドジャースへ 争奪戦の舞台裏が明らかになりつつある。メッツからFAとなっていたエ…
通算253セーブのエドウィン・ディアスがドジャースへ
争奪戦の舞台裏が明らかになりつつある。メッツからFAとなっていたエドウィン・ディアス投手が、ドジャースとの契約合意に達したと、9日(日本時間10日)に複数の米メディアが報じた。大谷翔平投手らを擁する常勝軍団への電撃移籍となったが、米記者によって明かされた“僅かな差額”に、メッツファンからは「恥ずかしいことだ」「言葉が出ない」と悲痛な声が上がっている。
米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、球界屈指の守護神に対し、ドジャースが提示したのは投手としては年平均で最高額となる3年6900万ドル(約107億円)という破格の条件だった。31歳のディアスは最速100マイル(約161キロ)を超える剛速球と、鋭く曲がるスライダーを武器に打者を圧倒。通算253セーブを誇り、今季も62試合に登板して防御率1.63の数字を残していた。リリーフ陣の再建が急務だったドジャースにとって、これ以上ない補強となる。
一方で、ファンが騒然となったのは契約の経緯だ。MLB公式サイトのメッツ番アンソニー・ディコモ記者は、自身のX(旧ツイッター)で「メッツは3年6600万ドル(約102億4000万円)を提示し、さらに上積みする余地も示していた」と言及。しかし、ディアスは最終的にドジャースのオファーを選択したという。
その差額は300万ドル(約4億7000万円)。総額100億円を超える規模の契約において、決定的な差とは言えない金額で絶対的守護神を流出させたことになる。SNS上では「恥ずかしいね」「300万ドル差で失ったの? これはとても腹立たしい」「とても恥ずかしいこと」「300万ドルか」「完全に無礼」「メッツは3年7500万ドルだったり、もしくは契約年数を4年目まで伸ばすべきだった。彼はそれくらい重要なんだ」など辛辣な意見が相次いだ。
また、条件面だけでなくチームの“格”に言及する声も。「彼が去りたかったのだと、我々みんな受け入れられないものだろうか」「彼は世界一のリングがほしいんだ」「勝つことに100%尽くす球団に行きたいと彼が思うことについて、責められないよ」と、さらなる高みを求めた右腕の決断に理解を示すコメントも並んだ。(Full-Count編集部)