元プロ野球選手、監督の王貞治さん(85)=現ソフトバンク球団会長=が代表を務める「球心会」主催の「野球界の未来会議」が…
元プロ野球選手、監督の王貞治さん(85)=現ソフトバンク球団会長=が代表を務める「球心会」主催の「野球界の未来会議」が10日、東京都内のホテルで開催され、子供たちに向けて取り組むべき課題や展望などについて話し合われた。
球心会は野球の振興、普及のために、王さんの呼びかけで今年5月に設立された一般財団法人で、これまでも子供たちが野球とふれ合うイベントなどを実施している。
「未来会議」には、球心会の王代表、栗山英樹副代表(現日本ハムチーフベースボールオフィサー)のほか、評議委員の岡田武史さん(元サッカー日本代表監督)、アンバサダーの井口資仁(ただひと)さん(元ロッテ監督)らプロ野球OB、同会のビジョンに賛同する朝日新聞社などパートナー企業のトップらが参加した。
約80分の会議後、報道陣に対応した王代表は「それぞれの世界の方々からいろいろな意見をいただいて勉強になった。低学年の子供たちに野球に親しんでもらうため、ご両親も含めた方法を研究しないといけないと思った」と話した。数多くある野球統括団体の連絡を密にして、情報を発信していくことなども課題にあげた。
また、王代表は来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、「大谷(翔平)くんの出場で、ものすごく盛り上がると思う。野球界の底上げのために大いに生かしたい」と期待を込めた。