二十四節気の小雪(しょうせつ)を過ぎ、冬の訪れを実感する日が多くなってきました。寒い時期にはトイレが近くなるという悩み…

 二十四節気の小雪(しょうせつ)を過ぎ、冬の訪れを実感する日が多くなってきました。

寒い時期にはトイレが近くなるという悩みをお持ちの方は少なくありません。

この悩みには、東洋医学では冬の臓器である「腎(じん)」が深く関わっているといいます!

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なぜ、寒いとトイレが近くなるかというと・・・

暖かい時期と比べ汗で発散される水分が減り、また体温が奪われないように末梢血管が収縮することで、体の中心の血液量が増え、腎臓で作られる尿の量が増えるからです。

ただ、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上など、トイレに行く機会が多いと感じるようなら頻尿かもしれません。

東洋医学では、頻尿の原因の多くは冷えと腎の弱りにあると考えます。

東洋医学の”腎”とは、腎臓だけでなく膀胱や生殖器なども含みます。

腎はエネルギーのもとともいえる臓器で、成長や生殖、ホルモンバランス、老化に関係し、骨や脳、髪、耳、足腰などに影響が現れます。

腎の弱りは生命力が衰えて老化するイメージがわかりやすく、体力低下や抜け毛、白髪、足腰の弱り、骨粗鬆症、耳鳴り、物忘れなどの症状として現れます。

頻尿も腎の弱りからくる不調の1つなんです。

特に夜間尿は腎の疲れから起きることが多いようです。

腎が弱ってしまうのは、どのような時なのでしょうか・・

腎は、過労や睡眠不足、激しい運動などにより疲労します。

頭の使い過ぎや精神的ストレスを抱えながら仕事するのもよくありません。

東洋医学で”腎は冬の臓器”とされています。

晩秋から冬に起きやすい不調は、腎が弱っていることから起きるものが多いです。

頻尿対策で腎をケアすることは、冬の養生にもなります。

[文:meilong スタッフ]


※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)

石川美絵

大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。

世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。

千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。