来季のJ2降格が決定している湘南ベルマーレのスポーツ評議会の臨時評議会が10日、平塚市内で開かれた。新たな経営陣となるR…

来季のJ2降格が決定している湘南ベルマーレのスポーツ評議会の臨時評議会が10日、平塚市内で開かれた。

新たな経営陣となるRIZAPグループ側からの説明を受けたといい、匿名で取材に応じた評議員は「信用できるできないより、(クラブを)企業としてというより、地域のもののチームというご理解がなかったのが一番のすれ違い」と基本姿勢の違いを示した。

評議会の中で明らかになったのは、クラブがコンサル料などの名目で、9800万円をRIZAP側に支払っていることだったという。「RIZAPは、2億円のスポンサー費を払っているけど、9800万円を差し引くと、結局は1億200万円しか払っていない。(18年から)3年で10億円コミットするといって、払ったけど、9800万円に近い金額をベルマーレからとっていた。真水の3年で10億円ではなかった」と不信感を募らせた。

またクラブからRIZAPグループへの6億円の貸付があり、その都度利息を付けて返すことで、クラブの財務状況を向上させようとしていたことも議題にあがった。グループ会社内でのキャッシュマネジメントシステムの一環という説明だったというが「金利で数十万円の利益を与えるならよく分からない経営指導料を1000万円値引きした方がベルマーレのためになる」と指摘した。

長年クラブを支えた真壁潔会長や坂本紘司氏が社長を辞任。大多和亮介社長と塩田会長が就任するなど経営陣が刷新された。