阪神ジュベナイルフィリーズ(12月14日・阪神芝1600m)で有力視されているアルバンヌ(美浦・田中博康厩舎)。1週…
阪神ジュベナイルフィリーズ(12月14日・阪神芝1600m)で有力視されているアルバンヌ(美浦・田中博康厩舎)。1週前追い切りは美Wで行っているが、その後、週末には栗東へ移動しており、今朝10日はレースに向けた最終追い切りをCWで行っている。
2回目のハローが終了して、そのタイミングで追い切った馬たちが引き上げていく頃に角馬場へサトノシャムロックとともに登場。じっくりと前運動した後、馬場へ移動するが、正面入口のところで馬場には入ったものの、そこから進むことを躊躇するようなシーンがあり、発進までは少し手こずるようなところがあった。
走り出すと特に癖のあるようなところはないが、少し気を許すとかなりスピードが出てしまいそうな前進気勢。そこをうまくなだめながら、速くなりすぎないようにラップを刻んでいって最後の直線。少し頭の高い走りに見えたが、これは先週も同じような感じ。走り自体に力強さはあり、最後の直線でのラップは加速しているように、仕掛けるとビュンと伸びそうな手応えではあった。
時計は6F80.1〜5F65.6〜4F51.5〜3F37.0〜2F23.4〜1F11.6秒。新馬時にCWで2回追い切っているが、いずれも6F82秒台。当時よりもパワーアップしているのは間違いなく、あとは前向きになって気持ちがレース当日のテンションに影響しなければ、という感じはある。
(取材・文:井内利彰)