カブスのクレイグ・カウンセル監督は9日(日本時間10日)、ウインターミーティングが行われているフロリダ州オーランドで地元…

カブスのクレイグ・カウンセル監督は9日(日本時間10日)、ウインターミーティングが行われているフロリダ州オーランドで地元メディアの取材に応じ、1年2202万5000ドル(約34億1000万円)のクオリファイング・オファーを受諾して残留した今永昇太投手(32)について言及した。

同監督は「ショウタのことが楽しみ。時には、我々が求めていた内容やパフォーマンスが出せなかったこともあるが、彼は我々にとって最高の先生であり、最高のモチベーターなんだ」と人間性を絶賛。「今年のシーズンから学び、より良くなって、良いパフォーマンスが出せると思っている」と話した。

今永は23年オフにDeNAからポスティングシステムを利用してカブスに移籍。米1年目は15勝3敗、防御率2・91を記録してオールスターに選出され、サイ・ヤング賞投票では5位に入った。今季も前半戦は6勝3敗、防御率2・65と好投したが、後半戦では被弾が増え最終的に9勝8敗、防御率3・73でシーズンを終えた。

カウンセル監督は「確かに今年、彼は苦しんだ。彼を再び軌道に乗せてあげることができなかった理由の1つとして、今年は(地区優勝争いで)競っていたこともあると思う。一歩引いて、激しい競争から離れて見方を変えることが、助けになることもある。また、困難な状況は最高の自分、より良い自分になるための挑戦にもなる。問題に取り組む彼の勤勉さ、そして賢さなら、ここから復活して成功を収めるだろう」と期待を寄せた。