高校野球界では2025年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、2026年度に輝きを増しそうな選手はたく…
高校野球界では2025年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、2026年度に輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。
北の大地・北海道の秋を制した北照には、プロ注目右腕がいる。中谷 嘉希投手(2年)は、最速149キロ右腕。秋季北海道大会では出番こそなかったが、明治神宮大会の初戦(英明戦)に先発。4回を失策がらみの1失点(自責0)に抑えた。立ち上がりこそ、緊張からか十分に力を出せなかったが、この日の最速146キロの直球とスライダーなどの変化球を低めに集めた。
モーションはクイック気味。右肘が柔らかく、しなるようにリリースする。体つきはやや細身だが、本人も取り組んでいるというウエイトトレーニングなどで、体が大きくなれば、球速もフォームも安定するだろう。
関東遠征の際には、ロッテのドラフト1位・石垣 元気投手(健大高崎)に、指のトレーニングなどの指導も受けたという。150キロ超えも時間の問題だろう。どこまで伸びるのか楽しみでしかない。