サッカーJ1の湘南ベルマーレの運営会社「株式会社湘南ベルマーレ」(神奈川県平塚市)の代表取締役社長に就任した大多和亮介…

 サッカーJ1の湘南ベルマーレの運営会社「株式会社湘南ベルマーレ」(神奈川県平塚市)の代表取締役社長に就任した大多和亮介氏(43)が9日、記者会見した。来季のJ2降格を踏まえ「必ずJ1に戻り、すぐに落ちないよう経営基盤を強化する」と決意を語った。

 9日付けで、社長が坂本紘司氏から大多和氏へ、会長はクラブ発足から関わった真壁潔氏からトレーニングジム大手RIZAP(ライザップ)グループ専務の塩田徹氏(52)に交代した。

 同社は2018年からRIZAPグループの傘下にある。同社などによると、今回の人事は、グループ側の意向を踏まえたものだったという。

 大多和氏は人事の狙いについて、降格の責任を前提に「昇格をかけて堂々と戦うため、強いクラブに変えたいと考えた」と述べた。今後の経営方針として、20億円台で推移してきた売り上げを「3年間で30億円をめざす」と掲げた。

 来季の新体制については「ミスターベルマーレの坂本前社長にチーム全体の統括をして、引っ張ってもらう」と述べた。

 社長や会長を歴任した真壁氏は会長を退き、取締役として残る。(角津栄一)