第69回全日本大学空手道選手権大会(全日本学生空手道連盟主催)の女子団体組手で、中部学院大が初優勝した。全国的に無名だ…
第69回全日本大学空手道選手権大会(全日本学生空手道連盟主催)の女子団体組手で、中部学院大が初優勝した。全国的に無名だった頃から伝統校に挑み、勝てない時期を乗り越え、手にした栄冠だという。
今月5日に地元・岐阜県各務原市を訪れ、浅野健司市長に報告した。大会は11月16日に日本武道館(東京)であり、女子団体組手には全国から54チームが参加した。
シード校の中部学院大は、2回戦で拓殖大、3回戦で国際武道大、4回戦で東洋大、準決勝で京都産業大を破った。決勝では強豪・帝京大を破って優勝した。
訪れたのは空手道部の6選手と山口聡孔コーチら大学関係者。伊熊遥花さん(4年)は「優勝するために1年間励んできました。このチームなら日本一になれるという自負がありました」、広瀬空さん(2年)は「全員仲が良くて頼もしくて本当に強くて。このメンバーで日本一が取れてうれしいです」と話した。
浅野市長は「自信と誇りを胸に、団結力を持って技量を磨いた成果が優勝につながったと感じた。連覇を目指して頑張っていただきたい」とエールを送った。
寺沢紗良主将(4年)は取材に「入部した頃は部員も少なく無名で、勝てない時期もありました」と振り返る。その上で「表彰台の真ん中に立つことが目標でした。伝統校が毎年優勝していましたが、全員で優勝を目指して戦った結果で、うれしいです」と語った。(高原敦)