卓球の「WTTファイナルズ香港2025」が、10日に開幕する。国際大会・WTTシリーズの年間王者を決める注目の大会であり…

卓球の「WTTファイナルズ香港2025」が、10日に開幕する。国際大会・WTTシリーズの年間王者を決める注目の大会であり、世界トップ選手たちが集結する。

今大会で注目を集めるのは、中国に次ぐ第二勢力として多くの選手がエントリーした日本勢。果たして、優勝争いに絡む選手が現れるか期待が高まっている。

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■直近の混合団体W杯でも敗戦

今大会は、男女のシングルスと混合ダブルスが行われるが、中でも6選手が名を連ねる女子シングルスに注目が集まる。

日本勢で最上位の世界ランキング6位につける張本美和(木下グループ)は、3年連続のファイナルズ出場。上位進出が期待される中、10日の1回戦では、同2位の王曼昱(中国)との大一番を迎える。両者は直近の「ITTF混合団体ワールドカップ」決勝でも対戦しており、これまで張本美が0勝7敗と大きく負け越している“天敵”。17歳の張本美が意地を見せられるか注目される。

また、「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」で同大会初優勝を果たすなど、終盤に復調を見せた早田ひな(日本生命)は、11日の1回戦で世界ランキング4位の蒯曼(中国)と対戦。サウスポー同士の注目カードとなる。今年10月のアジア選手権(団体戦)決勝では敗れており、リベンジを狙う。

さらに、初戦から日本人対決も実現する。世界ランキング8位の伊藤美誠(スターツ)は、サウスポーの長﨑美柚(木下アビエル神奈川)と対戦。今季飛躍したカットマン・橋本帆乃香(デンソーポラリス)は、大藤沙月(ミキハウス)と激突する。

昨年を上回る6選手が女子シングルスに出場し、層の厚さを示す日本勢。今季の国際大会最終戦となる香港でのファイナルズで、それぞれがどのような戦いを見せるのか注目が集まる。

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