前回大会では決勝で日本と対決…大谷vsトラウトに「ワクワクしてしまった」 来年3月の第6回WBCに出場する19チームの監…
前回大会では決勝で日本と対決…大谷vsトラウトに「ワクワクしてしまった」
来年3月の第6回WBCに出場する19チームの監督やGMが9日(日本時間10日)、米フロリダ州オーランドで開催中のウインターミーティングで取材対応を行った。アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)を主将とし、史上最強とも呼ばれる豪華メンバーを揃えた米国代表のマーク・デローサ監督は「我々のベストを揃えて勝ちにいく」と息巻いた。
2023年に続き、2大会連続で米国代表の指揮を執ることになったデローサ監督は、マイケル・ヒルGMとともに登場。「続々と出場表明をしてくれて本当に嬉しい」と笑顔を見せた。
すでに出場表明した選手の中には、今季ナ・リーグで本塁打と打点の2冠に輝いたカイル・シュワーバー外野手、ア・リーグ本塁打王のカル・ローリー捕手、ナ・リーグのサイ・ヤング賞ポール・スキーンズ投手ら、錚々たるメンバーが名を連ねる。ベテランと若手が入り混じるチーム編成となっているが、「参加表明をした全員が『米国代表でプレーしたい』と心から願ってくれている。彼らの熱量は相当なもの。今から楽しみ」とヒルGM。デローサ監督も「今から楽しみで仕方がない」と声を弾ませる。
2023年の前回大会では決勝で日本に敗れ、頂点を逃した。敗れた悔しさはあるが、「トラウトと大谷(翔平)の真剣勝負は最高だった。野球界を盛り上げてくれた宝のような瞬間だった」と振り返る。DHとして出場していた大谷が、試合途中にブルペンへ向かう姿を見て「もしや……」と思い、米国の打順を確認すると「『トラウトと対戦するかもしれない!』と知り、ワクワクしてしまった」と笑いながら明かした。
大谷は今回もすでに参加を表明。投打の二刀流での参加となるのか、打者専念での参加になるか、まだ見通しは立ってない。だが、デローサ監督は「最高の選手による最高のパフォーマンスに打ち勝ちたい。だから、彼には投げてほしいね」と二刀流での参加を要望。さらに「投手での参加がどれだけ負担のかかるものか知っているだけに、投げないと聞いても泣くことはないけど、投げてほしい」と“ラブコール”を送った。
「日本は最高のチームを作ってくるだろうし、米国も最高の編成にすることがゴール。ドミニカ共和国だって最高のメンバーを揃えるだろう」とデローサ監督。「我々のベストを揃えて勝ちにいく」と話し、史上最高チームでの王座奪還に意欲を燃やした。(佐藤直子 / Naoko Sato)