今年の高松宮記念を制したサトノレーヴ(牡6、美浦・堀宣行厩舎)が、香港スプリント(3歳上・G1・芝1200m)で海外…
今年の高松宮記念を制したサトノレーヴ(牡6、美浦・堀宣行厩舎)が、香港スプリント(3歳上・G1・芝1200m)で海外G1初制覇を狙う。
サトノレーヴは父ロードカナロア、母チリエージェ、母の父サクラバクシンオーの血統。半兄のハクサンムーンは12年の京阪杯、13年のアイビスSDとセントウルSの重賞3勝を挙げた快足馬。GIでは13年のスプリンターズSと15年の高松宮記念で2着だった。そして母系を遡ると6代母は名繁殖牝馬のミスブゼン。一族にはウインブライトやコスモドリーム、ラッキーゲランやオースミシャダイ、ヤシマソブリンなどの名馬が並ぶ。
ここまで15戦8勝。24年の夏に函館スプリントS、キーンランドCと重賞2連勝。その後、スプリンターズSが7着、香港スプリントが3着と悔しい結果に終わったが、今年になって完全に覚醒した。休み明けの高松宮記念でGI初制覇を果たすと、その後も香港のチェアマンズSP、英国のクイーンエリザベスII世ジュビリーSと連続2着。中山が合わないのか、前走のスプリンターズSでは4着に甘んじたが、6歳にして少し遅めの充実期を迎えていることは間違いない。
今回は4回目の海外遠征、そして最強スプリンターであるカーインライジング(Ka Ying Rising)と3回目の対決となる。過去2回は先着を許している宿敵を下し、海外G1初制覇となるか。鞍上に新コンビとなるR.ムーア騎手を迎え、生涯最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。