今週の阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)は重賞勝ち馬不在のメンバー構成となったが、人気はデビュ…
今週の阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)は重賞勝ち馬不在のメンバー構成となったが、人気はデビュー2連勝中のアランカール(牝2、栗東・斉藤崇史厩舎)に集まるだろう。そこで頼りになるのが鞍上の北村友一騎手だ。どういう意味か、データを挙げて説明しよう。
今年の北村友一騎手は11月30日現在、1番人気で【28-11-7-17】の勝率44%、複勝率73%という成績を残している。この勝率は1番人気に30回以上騎乗した30人の騎手に限ると、高田潤騎手、横山和生騎手、佐々木大輔騎手に次いで4位。騎乗回数に差はあるものの、C.ルメール騎手は勝率39%、戸崎圭太騎手は勝率32%だから、リーディング上位の2人を上回っていることとなる。6月の日本ダービー、単勝2.1倍の1番人気に推されたクロワデュノールを勝利に導き、ダービージョッキーの栄光をつかみ取ったシーンは記憶に新しいところだ。
北村友一騎手は阪神JFでアランカールに騎乗する。クロワデュノールと同じく、斉藤崇史厩舎の管理馬。ここまで2戦2勝。とりわけ前走の野路菊Sは最後方から圧巻の差し切りで、GI級のポテンシャルを印象付けた。今回も冷静沈着な手綱捌きで、今年2つ目のGI制覇となることを期待しよう。