現状は「初期段階のミーティング」も「時が来たらチームを絞る」 敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏が9日(日本時間…
現状は「初期段階のミーティング」も「時が来たらチームを絞る」
敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏が9日(日本時間10日)、米フロリダ州オーランドで開催中のウインターミーティング会場で好例の“会見”を行い、西武からポスティングされている今井達也投手の交渉状況について「正確な数は明かせないが、数多くのチームと前向きな話を続けている」と説明した。
多数のMLB選手を抱えるボラス氏はこの日、日米メディアを相手に30分以上にわたる質疑応答に応じた。その中で今オフの目玉選手の1人とされる今井についても言及。「速球派投手で、今オフの市場では最も若い投手。多くのチームが(獲得に)関心を寄せている。まだ初期段階のミーティングを重ねているところ。時が来たら、チームを絞っていく」と話し、交渉への自信を伺わせた。
今井はMLB公式サイトが発表したランキングで最高レベルの「ティア1」とされているが、各球団から聞こえる評価も高い。ボラス氏は「間違いなく先発1番手を任せられる投手。98マイル(約キロ)を投げれば、素晴らしいチェンジアップも持っている。各球団も先発1、2番手を任せられる投手と考えている」と説明した。
交渉期間は米東部時間19日午前8時(同日午後10時)から2026年1月2日午後5時(同3日午前7時)までとなっており、今井は近日中に渡米する予定だという。「先発投手市場は活発に動いている」と話すボラス氏。自信をみなぎらせる姿から、主導権を握りながら交渉を進めている様子がうかがえた。(佐藤直子 / Naoko Sato)