【ベルギー1部ジュピラー・プロ・リーグの第17節 シントトロイデンvsクラブ・ブルージュ 2025年12月6日(土)大王…
【ベルギー1部ジュピラー・プロ・リーグの第17節 シントトロイデンvsクラブ・ブルージュ 2025年12月6日(土)大王わさびスタイエンスタジアム】撮影/渡辺航滋(Sony αⅡ使用)
■日本人5選手が「スタメン」出場!
現地12月6日に行われたベルギー1部ジュピラー・プロ・リーグの第17節、シントトロイデンは本拠地、大王わさびスタイエンスタジアムでクラブ・ブルージュと対戦した。
前節終了時点で4位と2位による上位対決。9月28日の第8節での対戦の際はクラブ・ブルージュが2−0で勝利しており、シントトロイデンとしてはリベンジの意味合いも込められていた。その試合にGK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、MF山本理仁、MF伊藤涼太郎、FW後藤啓介の5人の日本人選手がスタメン出場した。
立ち上がりは相手に主導権を握られたシントトロイデンだったが、前半5分のGKとの1対1のピンチを小久保がファインセーブで切り抜ける。だが、その後も守りの時間が長くなり、前半16分に先制点を奪われる。
だが、前半22分に伊藤のシュートを相手GKが弾いたところをFWアルブノール・ムヤが押し込んで同点に追いつくと、同32分には相手のハンドで得たPKを伊藤が冷静にゴール左上に突き刺して2−1と逆転に成功した。
■昨季「残留争い」のチームが2位浮上
迎えた後半、互角の試合展開が続いた中、後半25分に失点して2−2の同点に追い付かれる。すると、ここからシントトロイデンは交代策に入り、再びチームを活性化させると、後半36分に後藤に代わって出場したアンドレス・フェラーリが勝ち越しゴールを決めた。
試合は3−2で終了。勝利したシントトロイデンは、これでリーグ戦5連勝を飾り、2位に浮上した。
日本人選手たちは、チームの充実ぶりを物語るように試合後は充実した笑み。試合中には、勝ち越し弾を決めたフェラーリと代わってベンチに下がった後藤が、そのフェラーリに抱きついて大喜びするシーンもあった。
昨季は残留争いに巻き込まれた末に、かろうじて1部残留を決めたシントトロインデンだが、今季はひと味もふた味も違う。試合後の彼らの表情も頼もしい。チームの一体感を感じさせ、今後の優勝争い継続を確信する勝利となった。
■試合結果
シントトロイデン 3−2 クラブ・ブルージュ