ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す西武今井達也投手(27)が“ドジャース以外”を見つめた。「ドジャース倒したい…

ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す西武今井達也投手(27)が“ドジャース以外”を見つめた。「ドジャース倒したい」発言が米国内でも話題に。9日のベルーナドームでの自主トレ後、自身の移籍先候補としてのドジャースに「いらないでしょ、あれだけピッチャーいたら…って思いますけどね、僕は」と、あらためて打倒LAへ意気込んだ。

開拓精神たくましき最速160キロ右腕は、以前から「日本人選手がいないチームに行きたいです」と言い切っていた。大谷、山本らスターが最前線にいるドジャースはもともと、信念とは遠い。むしろドジャースを倒す-。「ドジャース以外のチームの選手は全員そう思ってやっていると思うので。いろんな選手の意見を代弁した、って形にはなったのかもしれないですけど」と淡々と話す。

ウインターミーティングも始まり、情報も過熱。ヤンキースやフィリーズなど東海岸からも熱視線を送られる中「あ、全く」とエリアにこだわりはなく、一方で「まぁまぁ、そうっすね」と強豪球団への思いは否定せず。「直接会って話してみないと分からない部分が多いと思うので」と近日中に渡米見込み。複数球団と面談し心を決める。

ただ代理人契約ゆえの悩みも。「僕も(具体的な日程など)どうなるか分からなくて、それがストレスでインフル(エンザに)かかったくらいなんで」といきなり〝160キロ級〟の告白。うなされた月末月初を豪快に笑い飛ばし、今井らしく決めにいく。【金子真仁】