12月18日(月)、東京ドームで行われる第31回アメリカンフットボール日本社会人選手権ジャパンエックスボウル(JXB)を目指す戦いがいよいよ佳境を迎えている。

11月11日、横浜スタジアムで行われたJXBトーナメント・クォーターファイナルで、ノジマ相模原ライズを41対22で下してセミファイナル進出を果たしたオービックシーガルズ。9ターンオーバー(6インターセプト/3ファンブルリカバー)を奪った守備と、ビッグプレーでモメンタムを掴んだ攻撃が噛み合った大勝だった。

ハンドオフを受けたRB地村知樹(関大)からWR西村有斗(日大)へのスペシャルプレーによる70ヤードロングTDパスで先制。直後のノジマ相模原攻撃をLB岩本卓也(日大)がインターセプトに仕留めて攻撃権を奪取すると、QBイカイカ・ウーズィー(ハワイ大)から西村への53ヤードTDパスでゴール前5ヤードに迫り、WR木下典明(立命)の5ヤードTDパスにつなげた。

モメンタムを掴む序盤の攻防で主役となったWR西村、木下、岩本には共通点がある。いずれも大阪産業大学附属高ファイティングエンジェルスの出身者であることだ。

オービックの選手は登録65名中20パーセントにあたる13名が大産大附属高出身者で占められている。前出の3名の他、DB砂川敬三郎(関大)、TE高木翔野(関大)、LB塚田昌克(立命)、DB藤本将司(立命)、三宅剛司(立命)、下水流裕太(日大)、LB中西庸輔(関大)、OL角田伸弥(関大)、DL清家拓哉(関大)、OL増山俊樹(日大)と、いずれも中核選手として活躍する存在であり、高校時代に日本一を経験しているメンバーだ。

1981年に創部した大産大附属高は全国大会優勝8回、1999年から2002年には4連覇、2007、2008年には2連覇を達成している名門チーム。現在のメンバーはこの2回の連覇時の主力メンバーたちだ。

「フットボールはもちろんですが、今でも身に染み付いているのは、礼儀や普段の生活についての教えですね」

木下は恩師である大産大附属高の山嵜隆夫監督の教えが、自分のパーソナリティの多くを作り上げていると言う。これは、他のメンバーも同様だ。

山嵜監督の教え子たちの誰もが今でも一番心に留めているという教えが『神様は見ている』という話だ。

「たとえば道にゴミが落ちていたら拾ってゴミ箱に捨てるとか、普段の生活でも正しいことを、誰も見ていなくても続けること。そういう積み重ねをしている人間には、どっちに転ぶか分からない状況の時に、不思議と勝利の女神が微笑んでくれる」(木下)

木下をはじめ、多くの大産大附属高出身者は今でもこの教えを守っている。

この話は願掛けや、縁起かつぎの類のものではない。誰が見ている、見ていないにかかわらず、自らの意志で行動すること。周囲に注意を払い、自らやるべきことを迷わず実行すること。そんな姿勢がプレーにも表れてくるという教えだ。

11月26日にセミファイナルで対戦する富士通フロンティアーズには、7名の大産大附属高出身者が在籍している。リーグ最終節の対戦は、同点延長タイブレークの末に13対10で富士通が僅差で勝利した。紙一重の戦いになること必至のクォーターファイナルで、勝利の女神が微笑むのは果たしてどちらのチームか?

■11月26日セミファイナルのチケット情報はコチラ

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