ウインターミーティングの会場で取材対応した 侍ジャパンの井端弘和監督は9日(日本時間10日)、フロリダ州オーランドで行わ…

ウインターミーティングの会場で取材対応した

 侍ジャパンの井端弘和監督は9日(日本時間10日)、フロリダ州オーランドで行われているウインターミーティングの会場で取材対応した。大谷翔平投手以外のメジャーリーガーの参加可否については進展が無いと説明。また、MLB球団からの起用条件に対応するため、“小刻み継投”を視野にメンバーを検討していると話した。

 この日は、WBCに出場する各国の監督が一斉に取材対応。日本代表で注目されるのは、山本由伸投手をはじめとしたメジャーリーグでプレーする選手の参加だ。井端監督は、参加可否についての進展はなく、「MLBからの返事待ち」だとした。

 ウインターミーティングの会場にはMLB球団の監督ら幹部も姿を見せている。井端監督は取材に応じた時点では、直接は会っていないと説明。「連絡はしてますので。あとは球団もどうこうじゃなく、(MLB)本体から来ないといけないということなので、球団も決まってからいろいろ調整だったり考えないといけないというのは言っているので。お互い両方待ちかなと」と話した。

 メジャーリーグでプレーする投手が参加する場合、球団からはイニング数などの条件が付けられる可能性が高い。井端監督は「こちらとしては長いイニング(を投げてもらう)とは一切思っていない」と話し、「(先発は)短いイニングで回して行く方向で考えたほうがスムーズにいくと思っている。(MLB球団からの)条件で、それより少なくって言われることはないくらいのイニングにしようと思っている。あとは中どれくらい空けるとか、そのへんもうまく対応していこうかなと思っています」と、厳しい条件も想定していると説明した。

 投手起用については、先発含めた3人で7回~8回まで繋ぎ、リリーバーに託く想定。「日本でも先発投手でいい投手がたくさんいるので、うまく使いながら、終盤の8回、9回に1イニング任せるピッチャーにつないでいけたらいいなと思っています」と構想を明かした。(上野明洸 / Akihiro Ueno)