千葉県競馬組合は、船橋・玉井昇厩舎所属のカジノフォンテン(牡9)が、12月10日に船橋競馬場で行われる船橋記念(S3)…

 千葉県競馬組合は、船橋・玉井昇厩舎所属のカジノフォンテン(牡9)が、12月10日に船橋競馬場で行われる船橋記念(S3)の出走をもって引退すると発表した。なお、引退式は12月12日の第6R確定後にウィナーズサークルにて行われる。

 カジノフォンテンは2016年3月29日生まれ。父カジノドライヴ、母ジーナフォンテンという血統で、馬主は吉橋興生氏、生産は北海道・登別上水牧場。通算成績は44戦13勝、収得賞金は2億9360万円(12月7日現在)。

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 2020年の京成盃グランドマイラーズ(S3)で重賞初制覇を飾ると、同年の勝島王冠(S2)を勝利し、翌2021年の川崎記念(Jpn1)でG1タイトルを獲得。また同年、京成盃グランドマイラーズ(S2)を連覇、続くかしわ記念(Jpn1)でも強豪を抑えて勝利するなど、南関東を代表するダート馬として存在感を示してきた。

 船橋競馬の中距離・マイル路線を牽引してきた実績馬のラストランは、地元ファンの注目を集める一戦となる。これまで地方競馬界で輝きを放ってきたカジノフォンテンの最後の勇姿に期待が高まる。