来年2026年春のセンバツ21世紀枠選考に向け、9地区ごとの推薦校が12日に発表される。運命の日を前に、各地区ごとにこの…
来年2026年春のセンバツ21世紀枠選考に向け、9地区ごとの推薦校が12日に発表される。運命の日を前に、各地区ごとにこの秋の大会を振り返り、選考予想に触れてみたい。今回は中国地区。
<中国各県の推薦校と秋季大会成績>
岡山=★笠岡商(県8強)
鳥取=★鳥取東(県8強)
広島=★三次(県16強)
島根=★松江工(県8強)
山口=山口県鴻城(県3位・中国初戦)
(★は公立校)
未だ中国地区で21世紀枠出場のない岡山県から推薦されている笠岡商が、やや有利と見られる。部員16人ながら、この秋の県大会で47年ぶりの8強入りを果たした。学校から約2キロのグラウンドでは水道がないため井戸水を使ったり、地域と連携した取り組みも高く評価された。秋季大会では金光学園に逆転勝ちするなど快進撃。準々決勝では関西に敗れたが、9回サヨナラ負けと、勝利まであと1歩だった。春夏通じて甲子園初出場に期待がかかる。
対抗は同じく少数部員で成績を収めた三次、松江工か。三次は選手12人と少ないなか、如水館を破ってベスト16入り。松江工は部員15人全員が地元中学出身。野球の普及に関するイベントの企画など、地域での活動も評価された。
21世紀枠2校は来年1月30日のセンバツ選考委員会で発表される。