2019年ドラフト1位で入団…今季は自己最多104試合に出場 ソフトバンクの佐藤直樹外野手が9日、現役ドラフトで楽天に移…
2019年ドラフト1位で入団…今季は自己最多104試合に出場
ソフトバンクの佐藤直樹外野手が9日、現役ドラフトで楽天に移籍することが決まった。同日にみずほPayPayドーム内の球団事務所を訪れ、取材に対応。「新天地では頑張ってレギュラーを取って、優勝に貢献したいなと。前向きな気持ちです」と現在の心境を口にした。
2019年ドラフト1位でソフトバンクに入団した佐藤直。「6年間はめっちゃ短く感じました。大した結果も残せずに申し訳ないという気持ちと、すごくいい人ばかりだったので。ホークスというすごくレベルの高い環境で6年間プレーできたことは、自分の財産になっていると思います」と振り返った。
連絡を受けたタイミングは、ゴルフのコンペに参加していた最中だったという。「ラウンド中に(電話が)かかってきました。『終わってから連絡して』と言われて。残り4ホールくらいだったんですけど、結構叩きましたね。『とりあえず、はよ終わらせよう』と思って、もう適当に(プレーしました)」と報道陣を笑わせた。
現役ドラフトとの対象になったことについては「まさか(という思い)はなかったですね」と落ち着いて受け止めた。「『あるかもな』くらいで待っていたというか。連絡が来て『そうか』っていう感じでした」と、ある程度は予想していたという。
新天地となる楽天については「応援がすごいっていうのと、浅村(栄斗)さんがすごく好きで、めっちゃバッティングの動画を見たりしていたので。ホークスもすごい人がいっぱいいましたけど、自分の憧れの選手と野球ができるのは楽しみですね」と笑みを浮かべた。
佐藤直は報徳学園高、JR西日本を経て2019年ドラフト1位でソフトバンクに入団。俊足と強肩を武器に2年目の2021年から1軍で試合出場を重ねると、今季は自己最多の104試合に出場。打率.239、5本塁打、18打点、10盗塁と各部門でキャリアハイの成績を残し、11月28日に行われた契約更改では、今季年俸から1300万円アップの2700万円でサインしていた(金額は推定)。
入団時からポテンシャルの高さは折り紙付きで、来季はレギュラー取りに強い意欲を示していた27歳。「新天地で気持ちを入れ替えて、また一から頑張ろうという気持ちです。レギュラーを取って、意味わからんくらい打ちまくりたいです」。2025年シーズンで実力の片りんをうかがわせた男が、新天地での活躍を誓った。(Full-Count編集部)