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 12月9日(現地時間8日、日付は以下同)。NBAは、オーランド・マジックのデズモンド・ベインに対し、3万5000ドル(約542万5000円)の罰金処分を科したことを発表した。

 罰金の対象になったのは、8日に敵地マディソン・スクエア・ガーデンで行われたニューヨーク・ニックス戦。マジックは100-106でニックスに敗れたのだが、第4クォーター残り6分13秒に、OG・アヌノビーがリムへ向かってショットを狙うも、アンソニー・ブラックのブロックに遭い、リング下でベインがボールを手にした場面。

 ベインはそのままオフェンスに切り替えるかと思いきや、まるでドッジボールかのようにそのボールをコート外に倒れていたアヌノビーへぶつけてアウト・オブ・バウンズにした。

 このプレーに会場は騒然となり、両チームの選手たちやコーチ陣も両選手の近くに歩み寄ることに。インスタント・リプレーの結果、ベインにはテクニカルファウルを宣告され、翌日にリーグが“スポーツマンシップに反する行為”とみなして罰金処分を科すこととなった。

 もっとも、ベインが試合中に相手選手へボールをぶつけたのは今シーズン2度目。11月5日のアトランタ・ホークス戦、第3クォーター中盤にトランジションでオニエカ・オコングがリング付近でショットを狙った際にベインが相手の腕をつかむハードなファウルをし、コートへ倒れかけていたオコングへボールをたたきつけた。オフィシャルのレビュー後、ベインはフレグラントファウルを吹かれただけでなく、テクニカルファウルも宣告されて退場処分となっていた。

【動画】罰金処分の対象になったベインのプレー