TEAM2012が支えた国際挑戦の成果が結実──国内外で存在感を示す13歳が歴…

TEAM2012が支えた国際挑戦の成果が結実──国内外で存在感を示す13歳が歴史的タイトルを獲得
岩佐綾香(桜田倶楽部)が、11月26日から12月6日まで開催された「IMGアカデミー国際テニス選手権(IMG Academy International Tennis Championships/旧エディー・ハー)」の14歳以下女子シングルスで日本人として初の優勝を果たした。

世界中から将来有望なトップジュニアが集う同大会で、日本勢が14歳以下女子シングルスを制したのは史上初。国内外で実績を積み重ねてきた13歳が、ついに世界レベルの大舞台でタイトルをつかみ取った。

今大会で岩佐は第9シードとして出場。序盤から安定した戦いぶりで、準々決勝以降はシード勢との対戦が続く中、落としたセットは準決勝での1セットのみ。決勝では第5シードを6-1,6-1で圧倒し堂々の優勝を飾った。

2024年の「全国小学生テニス選手権」で優勝している岩佐は、日本の女子ジュニア選手がプロとなって世界と対等に戦えるようになるためのサポート「富士薬品セイムスワールドチャレンジプログラム」のTEAM2012メンバー。定期的に海外遠征を実施する中で12〜16歳以下まで幅広いカテゴリーで戦い、徐々に国際舞台での存在感を強めてきた。

将来の日本代表選手を育成する目的でスタートした強化プログラムで、海外遠征や国際大会への継続的な参戦を支える体制が整っており、今回の優勝もその取り組みの成果が形として現れたものといえる。

来年1月には「Les Petits As(プチザス)」が開催。14歳以下の世界最高峰のジュニア大会として知られ、同大会での活躍も期待される。

<岩佐綾香本人のコメント>
「今年の夏にヨーロッパのレッドクレーで沢山経験を積ませてもらいヨーロッパのランキングも13歳以下で2位まであげることができました。少しずつ世界で戦っていける自信がつき今回のエディーハーでは優勝するつもりで望みました。試合では厳しい時間帯もありましたが気持ちでは絶対に負けず、自分らしく楽しく強気なプレーを貫きました。エディーハーは今年の一つの目標でもあったので、優勝することができて本当に嬉しいです。オレンジボウル、プチザスでも優勝目指して頑張ります」




桜田倶楽部・渡邊大輔コーチ(写真左)と岩佐綾香(©富士薬品セイムスワールドチャレンジプログラム)