小久保監督率いるソフトバンクは、これまでも現役ドラフトの顔ぶれが注目されてきた(C)産経新聞社 いよいよ12月9日午後に…

小久保監督率いるソフトバンクは、これまでも現役ドラフトの顔ぶれが注目されてきた(C)産経新聞社

 いよいよ12月9日午後に、第4回現役ドラフトが行われる。

 出場機会に恵まれない選手たちの移籍を促し、球界内の活性化を目指して行われる同ドラフトではこれまでも新天地で大きく花開いた選手も出ている。

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 また日本一に輝き、4軍制を敷くソフトバンクにおいてはこれまでの現役ドラフトでブレークした選手を多く輩出。2022年12月に行われた第1回で指名を受けた大竹耕太郎は阪神に移籍1年目で12勝をマーク。チームの日本一を支えた。

 第2回の現役ドラフトでは水谷瞬が日本ハムに移籍。2024シーズンの交流戦で歴代最高打率.438をマークし、MVPに輝くなど、こちらもブレークを果たした。

 すでに野球ファンの間でも定着した現役ドラフトに関して球界内からも考察の声があがっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は12月8日に自身のYouTubeチャンネルに「【考察】ここまでの現役ドラフトを見て活躍できる条件とは?今年目玉となる3人の選手を発表!!高木が考える現役ドラフトで活躍できる条件を語る!」と題した動画を更新。これまでの経緯を踏まえて、活躍できる選手の条件、また注目を集めそうな選手を挙げている。

 まず活躍できる選手の条件には「偏っていてもいいから特徴がある選手がいい」とした上で、ここまでブレークを果たした野手では中日の細川成也、水谷も突出したパワーを持ち合わせていたとした。

 ほかにも俊足の選手や、また今季巨人でブレークを果たした田中瑛斗に関してもシュートが特徴的だったとした上で、変則投手なども好まれる可能性があるとした。

 その上であくまで自身の見解と断った上で、今回の現役ドラフトの注目3選手を独自の目線でピックアップ。

 これまでブレークを果たした選手を輩出しているソフトバンクからはプロ7年目シーズン、25歳捕手の渡辺陸に注目。
 
 高木氏は「この子の持っているバッティングのセンスというのは非凡なものがある」「バッティングに専念させてあげたらどうなんだろうと思う」「花咲いたときには面白い選手になるなと思っている」と、高く潜在能力を評価した。

 渡辺の今季は24試合に出場、打率.222、パンチ力ある打撃も持ち味とされる次世代捕手の1人だ。高木氏は渡辺に関して今後のセ・リーグDH制導入を見据えても、面白い存在になるとした。

 動画内では日本ハム内野手の上川畑大悟、楽天外野手の武藤敦貴についても考察を加えている。いずれの選手にも「センスを感じる」と高木氏。新天地でさらに伸びる可能性があるとしている。

 今季の現役ドラフトの顔ぶれにも大きく注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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