12月14日(日)に阪神競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)は、2戦2勝のアラン…

 12月14日(日)に阪神競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)は、2戦2勝のアランカール、赤松賞を逃げ切ったヒズマスターピース、中京2歳Sで2着のスターアニスなど、多士済々なメンバー構成となった。本稿では同レースの開催にあたり、牝馬限定戦となった91年以降の着差をランキング形式で紹介する。

■3位タイ 2馬身半 22年リバティアイランド
 前哨戦のアルテミスSではラヴェルの2着に敗れたリバティアイランドだったが、ファンは彼女を単勝2.6倍の1番人気に推した。そしてレースは中団追走から楽々と差し切り、2着のシンリョクカに2馬身半差の完勝。後の三冠牝馬が全く危なげのない走りで、初のGIタイトルをつかみ取ったのだった。

■3位タイ 2馬身半 11年ジョワドヴィーヴル
 父ディープインパクト×母ビワハイジの超良血として話題を集めたジョワドヴィーヴルが、史上初となるキャリア1戦でのJRA・GI制覇を成し遂げた。母仔制覇に加え、レース史上初となるブエナビスタとの姉妹制覇も達成。また、抽選突破での戴冠、馬番の13番、着差の2馬身半は全て3年前の姉と同じだった。

■3位タイ 2馬身半 08年ブエナビスタ
 17分の6の抽選を突破した出走にこぎ着けたブエナビスタが、鮮やかな追い込みを決めた。安藤勝己騎手らしい迷いのない後方待機策から、大外をズドン。誰もが来春の牝馬クラシックの主役は決まったと確信する、圧巻のパフォーマンスだった。

■1位タイ 5馬身 19年レシステンシア
 単勝11.2倍の4番人気だったレシステンシアが、前半1000mを57秒5のハイペースで飛ばし、後続を寄せ付けることなく5馬身差の圧勝。新馬、ファンタジーSに続く無傷の3連勝で、2歳女王の座に就いた。一方、単勝1.8倍の1番人気だったリアアメリアは後方から伸びを欠き、1秒5差の6着に終わった。

■1位タイ 5馬身 93年ヒシアマゾン
 2番人気のヒシアマゾンが圧巻の走りを見せた。新馬を勝った後はプラタナス賞、京成杯3歳Sと2戦連続で2着だったが、この日は直線の爆発力が違った。番手追走から直線で抜け出すと、大混戦の2着争いを尻目に独走。2着のローブモンタントに5馬身差をつけて、多くのファンに大物誕生を印象付けた。